千葉県税理士会｜千葉県税理士会は千葉県下の全税理士で組織された団体です。税理士の役割・業務、税理士会の活動紹介、支部、無料相談等の情報を掲載。

　平成28年９月20日、モンゴル国ウランバートルの「ケンピンスキー・ハーンパレスホテル」においてモンゴル税理士会、日本税理士会連合会及び千葉県税理士会による合同タックスカンファレンスが開催された。
　今回のカンファレンスは、平成22年９月23日に開催されたシンポジウム（千葉県税理士界第116号掲載）に続く第２回目となり、モンゴルにおける税理士制度の更なる普及・定着、相互理解を目的として開催され、モンゴル国税庁関係者、モンゴル税理士会会員及び経済人等総勢100人を超えるものとなった。
　日税連和田専務理事とタックスアンダ有限会社エンフジャブハラン氏の司会により進行され、モンゴル税理士会（協会）ミシグルンデン名誉会長、日税連神津会長、本会髙田会長、在モンゴル日本国大使館町田一等書記官、モンゴル国税庁ザヤバル副長官よりそれぞれの挨拶があった。
　引き続き、モンゴル及び日本の発表者によるセッションが始まり、①「日本とモンゴルにおける税務専門家制度の比較」をモンゴル税理士会アルタンザヤ会長と日税連長谷川制度部長、②「日本とモンゴルにおける付加価値税の比較」をフレグ・コンサルティング有限会社ツォグト氏と本会茂木総務部長、③「日本の土地使用に関する規制－評価、課税、財務会計、税務会計」を日税連長谷部国際部長、④「日本・モンゴル経済連携協定の主な目的とその効果」をモンゴル国立大学オトゴンシアカン教授により、それぞれ発表があり、出席者は熱心に耳を傾けていた。
　カンファレンスの閉会にあたり、アルタンザヤ会長から「皆様に感謝を申し上げるとともに税理士制度の定着、発展に向け、今後も引き続き協力をお願いしたい」との挨拶があった。
　また、同日はモンゴルのマスコミ数社の取材もあり、神津会長及び髙田会長がインタビューに応じた。
カンファレンス終了後は、ダワスレンモンゴル国会議員、モンゴル国税庁、在モンゴル日本国大使館を表敬訪問した。
　本会とモンゴル税理士会の友好協定締結後、モンゴルでのカンファレンス開催は今回で２回目となるが、１回目の開催から６年というブランクがあり、次回以降、さらなる協力・友好関係を図るため、短い周期でのカンファレンス開催が望ましいとの要望があった。